【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第10章 無自覚Faint Love
「えっ!」
想像していたような質問と違って驚く。
「滅相も無いです!そもそも釣り合ってな......痛っ......!」
慌てて立ち上がるとテーブルで足を打った。
「大丈夫!?」
増長さんが慌ててこちらに来てくれる。
もし好意を持ってたら彼の活動に邪魔になるとか心配してるのかな。
無人島の件からの二人の関係は少しは良いのかもしれない。
「これ、アザになっちゃうかもね......」
心配そうに足を見つめて言う彼。
「ありがとうございます。全然大丈夫です!」
何より関係が上手くいっているなら嬉しい。
「私が彼の活動に悪影響を及ぼす事は無いですよ。安心してくださいね?」
二人が早く表立って分かり合えれば良いな。
目が合うと手を掴まれて......そのまま握られた?
「本当に?洞窟で倫毘沙が追いかけて来た時、嬉しそうだったから」
「えっと......あれは話せば長くなるんですけど......」
気づけば壁際に追い詰められている。
増長さんどうしたのかな?
あれ......?
確か......前にもこんな事あったような気がする。