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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第1章 Happeningは運命の予兆


「あのね今リハやった『FMJ歌謡祭』の出演無くなっちゃった......ごめんなさい!」

そう言った夜叉丸さんが顔の前で両手を合わせる。リハをした後で出演が無くなるなんて、ある事なんだろうか。私はこの業界についてさっぱりなので驚いてしまった。

「ええーー!!」

勿論、皆さんはそれ以上に驚いている。メンバーと夜叉丸さん達は話し合いをするとのことで、私達は表で待つ事となった。つばさちゃんの顔を覗き込む。赤みはすっかり引いて顔色も良いみたいで安心した。

「よかった。もう大丈夫そうだね」
「ありがとう。こんなにキラキラしてて個性的な人達のA&Rをするんだと思ったら固まっちゃった。なまえちゃんはどう思った?」

「リハの様子を見てこの人達はこれからもっともっと有名になるだろうなって思ったんだよね。キラキラ輝いてて素敵だったし、そんな人達を担当出来るなんて嬉しく思うよ」

その返答につばさちゃんも嬉しそうに頷いてくれた。それに私は彼女とだから、もっと嬉しいんだ。

「私はつばさちゃんと一緒に頑張りたいよ。仲良くなれて本当に嬉しい!」
「私も!」

二人で笑い合っていると一人の男性がこちらに歩いて来た。ネイビーのスーツが似合う、洗練された雰囲気で物腰が柔らかい人。彼は名刺を差し出した。
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