• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第8章 想いはContraly


「タツ!なまえチャン!」

照らされた明かりの先は暉くんの姿。
やっぱり.....二人は通じ合っているんだ......。


「暉!こんなとこで何やってんだ?」

「暉くんが......なんで?」

いつも笑顔で優しい暉くんは怒っていた。

「お前こそふざけんな!急に居なくなって......なまえチャンが追いかけて来たとかだろ!?皆がどれだけ心配してると思ってるんだよ!」

「ごめん」

そう謝った野目さんを庇うように前に出た。

「ごめんなさい。野目さんは暉くんの為に......」

「これを取りに......幻の漢方薬」

差し出された植物に暉くんがはっとする。


「お伽話なんかじゃなかった。これでお前を治してやる」

「ふっ、うっ、ばかやろう!!」

抱き着く暉くんを野目さんが受け止めた。二人の眩しい友情にまた涙が溢れる。目元を拭っていると、大きな音が近づいてきた。

へ......ヘリ?

そのプライベートジェットを呼んだのは北門さんだそうで、リアル王子様の財力は想像より遥かにすごい。あのルックスと性格で、家までお金持ち......天は二物も三物も与えたようだ。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp