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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第8章 想いはContraly


「増長さん、お疲れさまです」

「お疲れさま」


彼は少し離れた所に居た。


「みょうじさんも俺に気を遣わずに撮影楽しんでね。俺にかまわなくて良いから」

そのまま背を向けて行ってしまう。


「待ってください!」

慌ててその腕を掴んだ。


「私は好きで増長さんの側にいるし......いつも助けてくれる人が辛そうなのは見てられないです」

引き止められると思ってなかったのか彼は驚いた表情をしている。


「それよりコロッケ食べませんか?これは私が増長さんにあげた物なので。どうぞ」

「ありがとう」


増長さんはそれを受って食べてくれた。

良かった......。

北門さんの思いは愛染さんと私を通してだけど、ちゃんと彼に届いたみたいだ。


増長さんは北門さんが嫌いなんじゃなくてむしろ大好きなんじゃないのかな?


だって北門さんと比べて自分を貶める。

認めてて、憧れてて、追いつけなくて嫉妬してるって事だ。


本当は......誰より北門さんを認めてるって事だよね?
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