【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第8章 想いはContraly
ぐぅーー。
そんな中......大きな音が鳴った。
これは乙女としての沽券にかかわる。
「何の音かな?」
遠くを眺めながらそう呟いた。
「ぷっ......あははっ!」
増長さんは爆笑している。
「ふふっ、ごめんね。良かったらどうぞ?食べかけだけど」
そう言って差し出されたコロッケ。
人体は食べ物の誘惑には敵いませんよね。
「自分のを取って来なかったのを後悔してたんです。私って食いしん坊枠だから......」
勿論大真面目だ。
彼は相変わらず笑ってるけど。
「有り難くいただきます!んーっ、おいしいっ!」
「すごく美味しそうに食べるね?」
「そうですかね?『すごく幸せそうに寝る』は兄に言われた事があります。」
「いいね!すごく幸せそうに食べて寝れるんだ」
でもそれって......。
「太りますよね?抱き心地が良い......愛染さんそういうことですか!」
「ふふっ、健十が言ったのはそういう意味じゃないけどね?」
「へ?」
「ふふっ、ううん。そろそろ戻ろうか?」
「はい!」