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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第87章 あなたの瞳に永遠を誓います......(最終話)


「なまえーー!」

あっ、そういえば危険人物を忘れていた。


「ファンです!!」

「詩織......恥ずかしいからやめて」

こちらに走ってくる身体をギュッと捕まえる。


「え、ダメ......?」

「当たりま「増長さんは?やきもち焼かないんだよね?」

「いいけど、他の人には指一本触れないでね!!」

彼らは、アイドルで......結婚前なんだから!!


詩織って、あんなに足速かったっけ?
すごいスピードで増長さんに飛びついたけど。


「あの子はなまえの友達?」

その様子を見ていた愛染さんが声をかけてくれる。


「友達ですけど、危険人物です!距離をとっておいてください」

必死な様子に、笑われた?


「俺は可愛い子なら大歓迎だよ!」

「ダメですよ!自分を安売りしたら!!」

愛染さんの前に立つと、後ろから腰を抱かれる。


「でも、いつまで経っても俺の中での一番は......なまえだけだよ」

囁かれると耳に息がかかる。


「んっ......」

くすぐったくて、変な声が出た!


「可愛い声だね」

「あっ、だめ......」

息をわざとかけられて、面白がられてる。
分かってるのに顔はすごい速度で熱を持った。


「健十、悪戯したらダメだよ」

詩織の腕をやんわり振り解いて、増長さんがこちらへやって来る。


その顔は......不機嫌そうだ。


素早く抱きしめられると耳に息がかかって、

「んっ......」

また、変な声が「優しく愛してあげたかったのに......激しい方が好きなの?」

「え?」

囁かれた言葉。


は、激しい......?


その声色の低さに思わず身震いする。

「嫌がるところを強引に挿れて、何度も気持ち良くしてあげようか?気を失うまで指でしてあげようか?.....どっちが好き?」

「ど、どっち......?」

こちらを見下ろす瞳は綺麗だけど......どっちも困る!!


「増長さん......話し合えば分かると思うんです」

「俺を売って、他の人を守るの?挙げ句の果てに可愛い声まで聞かせて......許せないな」

口元は笑ってるけど、目は全く笑ってない。


「ごめんなさい!」

「さっき、百に抱きつこうとしたよね?」

「ご、誤解ですから!」

嘘だけど!!
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