【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います
第86章 君と僕、辿り着いた場所
「ふふっ、人聞き悪いな......ここ、好きだよね?」
「んんっ!」
「さっきはちょっとしか触れなかったから......可愛いく啼いてね?」
右足を上げられると、そのまま指が動き出す。
「むり......あっ、ん......」
「無理じゃないよ......上手だよね?」
グチュッ、グチュッ、
音はどんどん大きくなって、益々濡れているのが分かる。
「んんっ......はぁ、そこばっか、だめ......」
「ここが、好きなのに?」
顎を掴まれると、視線を合わせられる。
「すごく、感じてる顔してる......素直にならないなら、辞めちゃおうかな」
抜けそうなくらい、浅い位置まで指を引かれた。
頭ではだめだと分かっていても、この誘惑に敵いそうにない。
「どうしてほしいの?」
もう、だめ......。
「もっと、してください」
彼を引き寄せると、触れるだけのキスをした。
「でも、俺......途中で止めないよ。いいの?」
「はい......」
「ふふっ、可愛い。それなら、もっと気持ち良くしてあげるね」
中を知り尽くした長い指、その動きに翻弄される。
「ああっ、ふぁっ......」
執拗に撫で回されたそこは、グチャグチャになってる。
「もう、欲しい......ください......」
彼の熱に触れると入口に擦り付けた。
その硬さにゾクゾクして、そこが更に濡れるのが分かる。
「はぁ......悪い子だね。そんな台詞どこで憶えたの?」
「はぁっ......」
「出させたかったのにな、このまま挿れていいの?」
囁いて耳を舐め上げられた。
「ああっ!挿れて......早く......」
「本当にやらしいね.....」
彼の大きな手が重なって、更に擦り付けられる。
「んんっ、もう......増長さんの好きにして......」
「そうだね。みょうじさんは俺のものだから......」
「ああっ!」
待ちわびた感覚に身体が震えた。