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【B-PROJECT】(完結)あなたの瞳に永遠を誓います

第86章 君と僕、辿り着いた場所


「ここ、触ってもいい?」

指は敏感な部分を撫で上げた。

身体が、震える......。


「んっ、だめ......」

必死に足を閉じようと拒むけど、無理そうだ。


彼のスイッチが入るタイミングを、未だに理解できてないみたい。
そもそも、どうして私なんかに欲情してくれるんだろう?


思考を巡らせていると、そこに唇が触れる。

「んんっ」

「余裕だね。何考えてるの?気持ち良くて、何も考えられないようにしてあげる」

「あっ、くすぐったい」


熱い吐息に不思議な感覚になって、

「ドキドキして、死にそうです」

こういうことをされるといつもそうだ。
本当に慣れない。


「俺も一緒だよ。だから、可愛い顔をよく見せて?」

再びそこに唇が触れる。


「やっ......だめ」

「だめは、してほしいだよね?」

「ちがっ......あっ」

「気持ちいい?」

グチュッと音がして、舌を割り入れられれば肩が跳ねた。


ぐちゅぐちゅと水音がやたら響いて、身体が熱い。


「おかしいよね。下着を脱がした時点からここ濡れてたよ?」


『すぐ感じるんだから......やらしいね』

耳元で囁かれると更に濡れるような感覚がある。


「いじめないでください」

「ふふっ、自分の可愛さを恨まないと」

微笑んで唇に優しいキスをくれた。

終わった......。

ちょっと、からかいたくなっただけだよね?


「冗談が過ぎますよ?」

きゅっと綺麗な鼻を摘んだ。


「やることもいちいち可愛いんだよね」

あっ、鼻声になってる......可愛い。


「可愛いのは、増長さんですから。ははっ、鼻声も可愛い......」

起き上がって裾を直そうとすると、その手を掴まれた。

「え?」

なに......?


こちらを見つめて微笑む彼は、やっぱり綺麗だ。


「ずるいです......」

この笑顔で大抵のことは許せてしまう。


むしろ......許せないことが今まであったかな?


「なにが?」

「やっぱり、その笑顔でなんでも許せます」


彼の手を取って、私の頬に当てた。

鼻を掠めた甘い香り。


「全部、好きです......増長さんの香り、安心する......」


本当に彼の全ての虜で......
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