【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第7章 魅惑の浅葱色
百くんと帝人さんは、まだ帰って来ない。
三人でどこかに行ってしまったようだ。
「あの、最後にお話しておきたいことがあるんです。実は、稽古に使われている刀の鍔が......」
三人にも話したことを、なるべく分かりやすく話した。
「すごい話だね。みょうじさんの知識があるから、早く気付けたんだよね?」
「気付けても、百くんは怪我をしてしまいました......」
「でも、その忠告で軽傷で済んだかもしれないよ!」
「そうだぞ、みょうじは悪くない!」
「ありがとうございます。二度目は無いので、百くんを守れるように頑張ります」
今日はまだ帰って来ないよね?
「一緒にお風呂は無理そうなので帰ります。あ......長居してしまってごめんなさい。お邪魔しました!」
お辞儀をして、リビングを出た。
靴を履いていると増長さんに声をかけられる。
「送って行くよ」