【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第80章 全てを知りたい
相変わらずおかしそうに笑って、ピトッと鼻をくっつけられる。
「もっとしていい?」
「はい、してください......」
再び唇が重なって深くなって。
舌は熱い......。
ドキドキで身体が熱くなった。
「はぁ......っ、可愛い......」
器用に絡め取られた舌を吸い上げられると、私も触れたくて背中に手を回す。
のぼせたみたいに無心で舌を絡ませた。
「んっ」
もう、止まらない......。
首に腕を回して更に激しく求める。
応えるように、増長さんも情熱的なキスをくれた。
「はぁ......上手だね......」
「ふっ......はぁ......溶けそう......」
身体は熱くて、官能的な涙で視界がぼやける。
与え合う熱で頭がぼーっとした。
どうしよう、私の方が......危険人物かもしれない。
増長さんが欲しくて、欲しくて、おかしくなりそう。
口に出せない思いに混乱していると、そのまま身体を離された。
「はぁ......おしまい」
熱っぽい視線は困ったように微笑んで、久々だから耐性がない。
男の人なのに......色っぽ過ぎる!
「やりすぎちゃった......大丈夫?」
「はい......」
本当に帰って来たんだーー。
その事実と同時に、どうしても気になることがあった。