【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第79章 抑えきれないこの想い
「行きましょう!」
「えっ?」
「ちょっと、出てきます!」
「みょうじさん、まずくない......?」
あの後は、すぐタクシーに乗っていた。
「まずくはないです。だって、うちの家族はちゃんと認めてくれてますから。問題があるとしたら......お義父さまからの私の印象ですね!?」
そこは考えていなかった!
破談になったらどうしよう!?
「それは大丈夫。みょうじさんを嫌いになるわけがないし、奇跡的にそうだったとしたら......俺は怒らないといけなくなるね。でもみょうじさんって、思いついたら即行動だよね?」
「ありがとうございます?親譲りの無鉄砲で子供の頃から損ばかりしているやつですか?」
「そうなの?」
「いや......私だけが無鉄砲?損はしてるのかな?」
真剣に悩んでいたと思うけど、隣では増長さんが吹き出した。
「ぷっ、はは!これからは、損をしないようにちゃんと止めてあげないといけないね」
「え?」