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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第76章 成功の秘訣、刻みたい熱


その後はそれぞれが眠る準備をして部屋に入った。


左に悠太くん、右に増長さんが寝転ぶ。
真ん中とか緊張する。


「まっすーは本当に泊まっていくの?」

「勿論だよ。おやすみ」

「これも、なまえちゃんの力だね......おやすみ」


一体何のことだろう?

「おやすみなさい」

どうしていいか分からずに固まっているけど、カチンコチンってこういう事なのかな?
明かりが消えてしばらくすると、悠太くんの寝息が聞こえてきた。


「みょうじさんはこっち」

「へ?」

軽々抱き上げられると壁際に降ろされた。


「ベッドから落ちたら危ないから。悠太寝相悪いし......」

「ありがとうございます......増長さん優しい。おやすみなさい」


明日も早いから私も寝よう。
ゆっくり目を閉じると、大きな手に手を握られる。


......増長さん?

甘えてくっつきたく......ダメダメ!
少し後で寝たフリをしたまま、壁の方向に寝返りをうった。


背中に感じる気配に、心臓がうるさい。
手......繋がれたまま。


ふわりと抱きしめられたと思えば、そのまま耳に吸いつかれた。


「んっ......」

慌てて口元を押さえるけど、パジャマの裾から手が入ってくる。

くすぐったい......身をよじるけど、その手は構わず身体を這う。


「声を出して、止めなくていいの?」

「ふっ......」

頭をふるふる横に動かした。


どうして、こんなこと......?


下着を持ち上げられると、胸に手が這って思わず肩が跳ねた。


「んんっ」

もう......だめ!
振り向くとその頬に口付ける。


これで終わらせてください!
視線が絡むと私はむくれていたと思う。


止まってくれたのを確認して、もう一度背中を向けようとすると唇に柔らかいものが触れた。

え......?


「んん......ふっ......」

ちょっと待って。


「......本当にしていい?しよう?」

「ますながさん。だめ......です」


悠太くんを起こしてしまうかもしれない。
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