【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第76章 成功の秘訣、刻みたい熱
「可愛い声......もっと、聞かせて」
「え、話が違......んっ」
止まってくれるんじゃ......なかったっけ?
ショートパンツをずらされて、慌てて首元に抱きついた。
「だめ......悠太くんが......」
小さな声で囁いた。
「悠太が居なければいいの?」
「えっと......それは......」
「このまま攫いたい......いい?」
攫いたい......?
「ここでの生活も今日が最後ですから、ね?」
今日は増長さんの為にも早く休んだ方がいいだろう。
明日も舞台の稽古が待ってるし......。
でも、彼の反応は予想外だった。
「なら、我慢しない」
我慢しないって......?
間髪入れずに噛み付くようなキスをされる。
「んっ、ふぅ......まっ」
そのまま流れるように、下着をずらされて入口を撫でられた。
増長さんといると、すぐ......。
「可愛い......濡れてる」
その手を慌てて掴むけど、直に熱を擦り付けられる。
グチュッ、グチュッ
「あっ......だめ......」
響く水音、更に濡れる感覚。
「身体はダメじゃないみたいだけど、脱がさないから......挿れていい?」
「だめ、絶対だめ......」
「声は出したらダメだよ?」
人差し指を当てた彼の唇は綺麗な弧を描いて、その手で素早く避妊具を付ける。
「どうして......持ってるんですか?」
「最初から、襲う気だったから」
どういうこと?
今日は初めからその気で......でも、どうして?
「だから、いい?」
「だめ......んんっ!」
一気に奥まで挿れられて、そのまま身体を揺らされる。
「あっ、抜いて......?」
「可愛いけど......その声はダメだって。これ、咥えて」
彼の指が口内に入ってきた。
「んっ......ふぁ」
身体は熱いし、息が苦しい......。
「はぁ......やらしすぎ」
優しく額に口付けられると、胸も苦しい。
「んんっ!」
こんなの、見られたら......。
顔を逸らすと口内から指が抜けて、そのまま布団の中に潜り込む。
「頑張りますから、これで許してください......」