【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......
第76章 成功の秘訣、刻みたい熱
「役作りの為にうちにおいでよ。一緒に寝たりする?」
「ええっ!」
突然の自体に変な声が出たけど、確かに......女優さんは役作りをするって聞いたことがある。
敵対してる人とは、なるべく話さないとか聞いたことあるな。
「さんせーい!僕も居るし本当の姉弟みたいに過ごしたいな〜 ♪ 」
「おい、ダメに決まってんだろ」
「ごうちんのケチ〜♪決めるのはなまえちゃんだよ」
元々スケジュールは多忙で本番まではあまり時間がない。
プロならこれくらいが普通なんだと思う!
でも私は初心者なんだから、良いものにするために出来ることは全部したい。
「羨ましいな......」
そう言った北門さんは、私の憧れの人だ。
私達の国と敵対しているのがキタコレとMooNsの皆だよね。
しっかりしないと!
そもそも皆がオーディションで頑張ってくれたのは、私のお願いの為なんだから。
「うそだよね!?なまえチャンと仲良く出来ないなんて!!」
「そうですよ......配役が僕に優しくないです!」
「暉、みか」
「俺達は一緒に住んでた時期もあるんだから......少しは譲ってやれよ」
「俺は相手役なのに敵対してるって......どうなのかな?」
「ふふっ、確かに斬新ですね」
どんな風に演じたら良いんだろう?
次第に距離の近づいていく感じ......それは少し懐かしくもあるけど。
「和南もなまえも余裕があるのはいいけど、本気で役作りをするならあまり近づかない方がいいんじゃないの?そんなに仲が良くて敵対してる演技なんて出来るのか?」
「えっ、俺たちは付き合ってるんだしそんなの無理だよね?」
「えっと、それは......」
ダンスも苦手で、演技だって経験があるわけじゃない。
それにこれ以上は迷惑をかけたくない。
「出来ることは全力で頑張ります!」
「え!」