• テキストサイズ

【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第75章 My Love


「もうちょっと触ってもいい?」

「えっ......えっ?」

なんだか、過激。
返答に困っていると両手を掴まれた。


「なにか、他には聞きたいことある?」

「えっと......えっと......」

そうだ。


「あの人、元カノだったんですか?アイドルの人」

「ううん。どうして勝手に付き合ったことにされてるんだろう?」

「えっ?」

「あのアイドルの人......確かに昔、告白されたけど、ちゃんと断ったんだよね。それが、噂が一人歩きをして......」

「ちなみにどんな告白だったんですか?」

増長さんが自覚する告白って......?


「たしか『好きだから触っていい?キスしていい?そういう関係になりたい!』って言われたんだけど......」

物凄くストレート!!
でも、それくらいストレートじゃないと彼には伝わらないかもしれない。

「あの、失礼を承知で聞くんですけどそ、その......身体の関係はないんですよね?」

「ふふっ、勿論ないよ」

「良かった......」

「やきもち焼いてるの?」

「や、妬いてます......」

彼が仰向けになれば、上に乗せられる。


「増長さん......?」

「可愛い」

「そういうこと言われるの嬉しいけど......照れます。あ、山城さんの言ってたことは?」

「本当のことなのに?彼はあの子と付き合ってたみたいだから一方的によく思われてないみたい。今日は一緒に居よう?もう一回する?」

見下ろす先には真っ直ぐにこちらを見つめる瞳。
本当に刺激が強すぎる。


「ふふっ、冗談だよ。意地悪してごめんね?今夜は泊まって行こう」


なるほど冗談?
真剣な表情に危うく騙されそうになったけど。


「私も一緒に居たいです」

「ありがとう」

「でも、本当に私で良いんですか?婚約者って知ってしまったから、無理してる部分もあるんじゃないかなって......」

「気がついてないの?」

「何のことですか?」


「100%好意だよ。それ以外は何もない」

「本当に......?」

「うん。記憶はいつ戻るか分からないし、もしかしたら一生戻らないかもしれない。みょうじさんを好きな俺は自分じゃないみたいで怖い時もあるけど......でも、側に居てほしいんだ」


私は......。
/ 1163ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp