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【B-PROJECT】あなたの瞳に永遠を誓います......

第75章 My Love


「みょうじさん」

「はい!」

外から呼ばれて、声が少しだけ裏返った。
意識してるのはきっと私だけだよ。


増長さんは純粋に一緒に居ようと、そちらを見ていると距離が近づく。


「行こう」

こちらを見下ろす増長さんは微笑んだ。



「ここって......」


あの後、連れて来られたのは昨夜のホテルだった。

どういう状況なんだろう。


とにかく、

「お風呂、お風呂に入りたいです!」

一緒にいるだけにしても、まずはお風呂に入らないと......。


「一緒に入りたいな」

ええっ!

突然どうしたんだろう?


「俺としてはこのまま抱きたいんだけど、嫌がられそうだなって......」

「だきた......い?」

「うん、今すぐ」

「きゃっ!」

ちょっと待って......ベッドに押し倒された。

心臓は壊れるくらいうるさい。


「昨日のこと全部塗り替えよう。俺のものになって」

あっという間に服を脱がされると浴室に連れて行かれる。


「もう一回、付けていい?」

「ますながさ......待って......」

優しく壁に縫い付けられると、胸元、お腹、背中、太もも。

唇は全身に触れて、そのまま痛みを残していく。


「肌、白いね......」

「んっ......」

「綺麗......すごく綺麗」

熱っぽい瞳で見つめられると、何も言えなくなる。


ひょいと抱き上げられて浴槽へ浸かると、優しく口付けられた。


何度かくれた優しいキスはどんどん深くなって、

増長さんの舌、熱い......。


「んっ、ふぁ......」

息もできないくらいに激しく求められると、思わずその手を掴んだ。

苦しい......。


「あっ、ふぁ......もう......」

「だめ......もっと舌出して?」

逃れようとするのに捕まえられて、離してくれそうにない。


見上げてくる瞳は色っぽい。
唇を啄むみたいに口付けらるとおずおずと舌を出した。

「はぁ......んっ」

唇が離れたと同時にすごい速さで顔が熱くなる。


「ふふっ、どうして?きっと、初めてじゃないのに」

綺麗な瞳と視線が絡むと、頬を優しく撫でられた。


「だって......」
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