第38章 “またね” ※
「分か、ないっ…あぁう!」
「自分のことだ、分からないわけねぇだろ。」
リヴァイはエマを問い詰めながら、中も責め立てた。
睨むように見上げ、彼女の弱点である箇所を擦る。
「あっ、ふあ゛!」
「どうなんだ、言え」
「あ、んんあっ…え、えっちで…」
「ほう…それで?」
「…いっぱ、い、興奮しちゃう…」
“これ以上はやめて”と言う声が聞こえてきそうな、今にも泣き出しそうな顔。
しかしリヴァイも大概、タカが外れてしまっているようだ。
いつもならここまで聞けば満足しそうなところが、足りない。今日はもっと言わせたくてしょうがない。
「そうか…なら次はどうしてほしい?」
「えっ、」
「お前から聞かせろ。俺にどうしてほしい。」
「リヴァ…ッ!!」
顎に手をかけ口を開かせた。
中指は焦らすように、膣口付近を緩く行き来するだけ。
「口を使って言え…どうしたい。どうしてほしい。」
開いた口からは荒い不規則な呼吸が漏れ、エマが昂奮しているのが伝わる。
リヴァイはニヤリと上がってしまいそうな口角を抑えて、冷酷に見つめ、言葉を待った。
その間も指は止めないまま。
「ん、んんっ、…もっ、もっと……」
ポツリポツリとか細い声で話し出した。指が焦れったいのか腰がゆっくり動いている。
今感じているその焦れったさを言葉にすりゃいいだけだ。
そうすればこの手で、好きなだけお前を導いてやる。
“まだ言わなきゃだめですか”
“言え”
そんなやり取りが瞳だけで交わされたのち、
「も…もっと、いっぱい、気持ちよくてください…」
ツプ——中指をゆっくり奥まで埋めた。だがまだ、コイツの好きな場所は弄ってやらない。
「っあぁ…」
「抽象的すぎて分からねぇな。どこを、どうやって気持ちよくすりゃいい。」
「あっ!……わたし、の……おま、こ…ぐちゃぐちゃに掻き回しっんあ゛!
「…それで?」
「はぁっ、あ…きもち、とこ弄って…いっ、いっぱい、イかせてください…」
最後は涙混じりで、懇願するようだった。
リヴァイは薄く笑んでエマの耳へ唇を寄せる。
「いいだろう…褒美だ」
指を少し抜き、エマの弱いところを引っ掻いてやると、背をを仰け反らせて啼いた。突き出された胸がいやらしく揺れる。