第22章 制御不能 ※

やはり最後はエマの体温を感じながら果てたい…


再び対面座位になると、お互い背中に腕を巻き付け隙間を埋めるように身体をくっつけた。

熱を持った肌と肌が密着して、お互いが今まさに情事に激しく興じているのを肌を通して感じる。


リヴァイの耳元では甘く切なく可愛らしい声が溢れ続け、頭の中はエマへの情欲で埋めつくされていく。


このまま抱き壊してしまいたい。

そう思ってしまうほどに激しく欲情したリヴァイは、欲望に忠実にエマを突き上げ続けた。


「あっ！あっ！んぅ！はぁんっ！」

「ハァッ…エマ……きもちいか……っ」

「きもちぃっ、です…はぁっんんっ！」


気が付けばいつの間にかエマもリヴァイの動きに合わせて腰を上げ下げしていた。

そうなると先程の騎乗位の時のように、二つの動きが合わさって快感を大きく増幅させ、身体中の熱が繋がった中心部に一気に集まってくる。



「エマ……」

「へいちょっ、へいちょう！あぁぁ、だめっ！あぁぁぁんっ！」


ナカが急激に締まっていく。


「……ハッ…上手に自分で気持ちよく…なれてるじゃねぇかっ」

「へいちょうっ…ダメですっ、やっあぁっ、はぁんっ！」


爪が背中に食い込む。


「ダメじゃねぇ……そのまま…止めるな……」


最後の一撃とも言うように最奥を突き上げてやった。



「あぁぁぁぁっ！」

「………くっ！」



弓なりに身体を反らしてビクンビクンとエマが跳ねる。

高速で締め上げてくる膣内から逃れるように、リヴァイは自身を勢いよく引き抜いてエマの内腿に吐精した。




「はぁっ、はぁっはぁっ…へい…ちょう……」

「……エマ…」


肩で息をしながらも、見つめ合えば吸い寄せられるように唇を重ねる。

甘く吸い付くようなキスを繰り返した後、汗ばんだ肌同士を重ねて、お互い身体をいたわるように抱きしめ合った。