第3章 いきなりピンチ
夜空に舞い降りた一筋の光一
彼は疾風の如く現れ、窮地の自分を助けてくれた。
優しく包み込んでくれた腕、暖かな胸。
不器用だけど、どこか優しさを感じさせる言葉。
「!!」
なんでリヴァイ兵長が出てきたんだ…
心臓がやけにうるさい。
目を閉じると、先程森の中でリヴァイに助けてもらった時のことが次々と頭に浮かんで、その度にドクンドクンと強くなる鼓動。
意志とは無関係に勝手に高鳴る鼓動がなんだかくすぐったくて、むず痒くて…
この気持ちは、一体何…?
その夜、エマはなかなか眠ることが出来なかった。