第19章 休息 ※
「そんなにいいのか?ここが。」
「あぁっ!あっ!んぁあ!…だっだめ…!やぁん!」
上半身を力なくベッドに横たえて、動きに合わせてただ嬌声を発することしかできなくなったエマ。
溜まった涙が自然と零れ落ち、口の端からだらしなく垂れた唾液がシーツに小さな染みを作った。
「お前ん中…すげぇぞ……離さねぇつもりかっ……」
背後からの息の上がった声に後ろを向くと、余裕のなさそうなリヴァイの顔が目に飛び込んできた。
しっとりとした前髪の間から覗く三百眼は切なげにこちらを見下ろし、漏れ出す吐息と合わさればそれはそれは凄まじい色気を放っていた。
「よそ事考えてる暇はねぇぞ。」
「あぅっ!あぁんっ!…やっ、やぁっ!」
だらりとベッドに沈めていた両腕を掴んで後ろに引っ張られ、無理矢理上半身を起こされる。
そのまま奥深くまで激しくピストンされれば、強調されるように出っ張った胸が激しく上下に揺れた。
ズチュッズチュッという粘着質な水音と、肌と肌がぶつかり合う乾いた音がエマの鼓膜を支配してますます気持ちよくなってしまう。
「あっ!あっ!だめっ!おかしくなっちゃっ…!」
「あぁ、おかしくなっちまえよ。」
両腕を引っ張られたままでは身を捩って快感を逃すことも叶わず、溢れ出す声も止めることができない。
エマはいやだいやだとかぶりを振りながらも、迫り来る絶頂を黙って受け入れるしかなかった。
「あっだめぇ!だめ…やっ!…へいちょ…あぁぁぁっ!」
腰を深く深く子宮口に届くように打ち続けていると、叫びに近いような声を上げながらエマはついに限界を超えた。
「くぅっ…………」
びくんびくんと波打ちながら締まる膣内に搾り取られそうになり、リヴァイは慌てて陰茎を抜くと尻へその欲望を吐き出した。
両腕を開放されたエマは重力に従いそのままベッドへ倒れ込んだ。
タオルで汚れた尻を丁寧に拭いてやる。
ベッドに倒れ込んだままなかなか動かないエマを覗き込むと、目を閉じ荒い呼吸を繰り返してぐったりとしていた。