第60章 遂に…対峙の時①
るなside
『本当に不徳の致す所で 、今後二度と、この様な事が起こらない様に気を付けます』
あまりにも薄っぺらい
上辺だけの謝罪凄い 悲しくなって ……
憤りが込み上げて上げて来たの
パパが
『風歌、るな。ようやく介護施設側と話し合いをする事が決まったよ』
って、 呼び捨てで呼んでくれて
すごく嬉しかった
けどビックリして翔ちゃんを見ると
『るなちゃんと私は姉妹だもん』
そう言ってくれて『嬉しい!』
そんな フワフワした気持ちが一瞬にして
氷付く様な
そんなあり得ない言葉だったの……
──
潤「 今日の日の為に、事前にお願いしていた現場の職員達のアンケートの中に『市から、介護施設への配属を決められた。望まない部署だったのに……』と、本音を書いている人が数名いらっしゃいましたよ『 介護職員して誇りを持って仕事をしていますか?』の問いに」
潤side
『こちら側からの提示したアンケートだと、本音は書かないだろうから』
大野くん和也くんがアドバイスくれて
施設側にアンケートを
職員から取ってくれと要望して……
施設側は話し合いの席で言い訳ばかりして来るんだろうと
期待なんかしてなかったけど……
想像以上の呆れた答えに虚しさから
負けそうになる諦めそうになる自分がいたけど……
負けるわけ訳にはいかないんだ!
施設長「それは……」
翔「そんな……個人的な理由……お年寄り達には関係ないじゃないですか!」
るな「自分達の不満や、イライラをお年寄り達にぶつけるなんて……」
風歌.るな「お年寄り達は人生の先輩なんですよ? お年寄りの尊厳を奪う様な介護をするなんて……」
もう何をどう伝えればいいのか
分からなくて
上手く伝えられなくて悔しくて……
潤「 どうしたらその様な考えになるんですかね? 市の職員の仕事の中に、介護に携わる部署もあると分かっていたんじゃないんですか?」