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Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第23章 ありえないもん


 和也side

 るなちゃんには、沢山、沢山言いたい事が渦巻いているはずなんだ

 良い意味で謙虚で 。ちょっと直さなきゃいけない遠慮しぃなるなちゃん。 まずは俺から話せば話やすくなるよね? 

 和也「るなちゃん。 あの日の事が起きて。明らかに向こうの施設側が悪いのに認めようとしなくて。悔しくて。言い逃れ出来ない確固たる証拠が欲しくて俺は…… るなちゃんに俺もだけど。二人で逐一 向こう側の言動とかを録音して残そうって言ってさ。 そんな事より、体調崩しかけて限界に達しそうになっていたるなちゃんを気遣ってやれずに……本当にごめんな」

 るな「 そんな……体調管理が出来なかったのは私の責任だもの……」

 和也「体調管理が出来無くなる程追い詰めたのは誰?」

 そう言うと、黙りコクったるなちゃん。少しして 、るなちゃんが潤んだ瞳に光を宿して……

 るな「 お年寄りは、 人生の先輩なのよ。みんなで畳に寝かせて おむつを替える時だって、何の仕切りも無しに変えるなんてそんな可哀想な事ないもん 」

 和也「うん……」

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