• テキストサイズ

Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第18章  幼なじみの女の子と、それぞれの想い


 翔「るなちゃん。ゴメンね……」

 るな『翔ちゃん。ゴメンね……』

 お互いにお互いを感じた瞬間、二人の女の子は瞳に涙を浮かべてさ

 俺は貰い泣きそうになったんだ

 二人はお互いに、画面に映る相手に両手を伸ばして 手の平と手の平を合わせると、見つめ合いながらぽろぽろと涙を零して

 久し振りに逢えた喜びを静かに噛みしめあっている。それは、とても綺麗な絵にも見えたんだ

 ゴメンね……

 一人にしてゴメンね……

 守れなくてゴメンね……

 二人の中で、ゴメンね。が他にも幾つかあるんだよね? 

 翔「るなちゃん逃げないからね」

 るな『私も。逃げないよ。翔ちゃん』

 あの日から時間が少したって、 記憶が戻ってきたのかな? 

 ずっとノートに記してしていた事が、翔ちゃんの心にあって……

 相葉先生初め、 病院の先生方や看護師さんのおかげもあるのだろうけど……

 大野さんの存在が……

 僅かに残るチクリとした胸の痛み


 けれど……


 和也「大野さん。お聞きしたい事があるんです。いつかお願い出来ますか?」







/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp