第113章 少し先の夢見る未来③(雅紀&夏輝)
雅紀「夏輝さん。思い出したよ。昨年の夏輝さんの誕生日にさ。幸せな顔してケーキ食べるなぁ。って思いながら、ふとした瞬間苦しそうな……悲しい表情したのを。大切な親友の彼女は、誕生日の度に《私の為にありがとう》って。これからは子供達と、夏輝さん自身の、幸せの為の日にしてね。って、想いでさ……」
夏輝「私は、彼女を忘れる訳には……」
雅紀「忘れるんじゃないよ。夏輝さん。これからは、俺も一緒に彼女を忍んで。みきと煌輝と夏輝さんの日を祝う。新たなる日にするんだ。一人でもう泣かないでよ。夏輝さん」
夏輝「雅紀くん……」
るな「夏輝さん。これまでずっと、私と翔ちゃんの話を親身になって聞いて下さって感謝しています。自分達の事で、いっぱいいっぱいな、私と翔ちゃんだったけど」
翔「夏輝さん、雅紀先生のお陰で、ようやく他の人にも心を配る余裕が生まれて来たの。これからは、私とるなちゃんが夏輝先生の話を聞きますから」
翔.るな「お互いに、たくさんの事を話合って行きましょう?」
夏輝.雅紀「……ありがとう……翔ちゃん、るなちゃん」
翔ちゃんと、るなちゃんがいてくれたらこんなに安心な事はないね
雅紀「俺にも、何でも話してよ。夏輝さん夫婦でしょ? 喜びも悲しみも、みんな俺に分けてさ。夏輝さん、みき、煌輝、俺。家族力を合わせてさ。幸せな家族になろうね」
静かに涙している夏輝さん
俺は新ためて
家族を守ってみせると誓ったんだ
──
ちなみに
この日の事を
翔ちゃんと、夏輝さんの
るなちゃんと、夏輝さんの
やり取り
翔ちゃんと、ミキちゃんとコウ
るなちゃんと、ミキちゃんとコウ
可愛い対面
見逃した!
って
理不尽な事を言ってくる
潤さん
大ちゃん
ニノくんに
『仕事だったんでしょ? 仕方ないじゃん』
って返したんたけどさ
後でね、神編集したビデオを三人に渡してあげましたよ
夏輝さんが、構わないって言ってくれたから
彼女の深い想いと
可愛いフワフワちゃん達の
初対面の様子をね……