第113章 少し先の夢見る未来③(雅紀&夏輝)
雅紀side
少し、夏輝さんが体調を崩した事もあって三日後の今も入院中なんだけど
体調も戻って来たから、四日後には退院が決まった日に
翔ちゃんと、るなちゃんがお見舞いに来てくれて
夏輝side
翔.るな「おめでとうございます! 雅紀先生、夏輝さん!」
雅紀.夏輝「ありがとう! 翔ちゃん、るなちゃん」
翔「ねぇ、るなちゃん! みきちゃんと、煌輝ちゃん可愛いね!」
るな「ホントね。翔ちゃん! みきちゃんはママに似ていて、煌輝ちゃんはパパに似てると思わない?」
私からしたら、翔ちゃんるなちゃんの、ふわふわコンビも可愛い過ぎる! って思うけど
今日は、智くん、和也くん、潤さん揃って仕事だからいないし……
この二人になら……想いを話していいかな……
夏輝「以前に、私、いじめられていたって話したでしょ?」
雅紀side
翔.るな「……はい」
夏輝さんが、翔ちゃんと、るなちゃんになら……と話してくれた事は、俺自身も初めて聞く話もあったんだ
夏輝「……助けてあげられなかった、私の親友が亡くなった日なの。10月24日は……」
雅紀「夏輝さん……」
翔.るな「……」
心が痛かった……
同じ様に傷付いている、 翔ちゃんと、るなちゃん を、気遣ってあげられない程に俺は動揺してた
夏輝「ごめんなさい……私は幸せな家庭に育って、両親が支えてくれたから頑張れたし。家庭に凄い憧れがあったの。一日も早く雅紀くんのお嫁さんになりたくて雅紀くんの誕生日に籍を入れたい。って私からお願いして。子供も叶う事なら早く授かりたかったけど、神様からの贈り物なのだからって……妊娠したって気が付いた時に、もしかしたらって……10月24日……私の誕生日で、彼女の命日に生まれて来てくれたみきと、煌輝……本当に子供は神様からの授かり物って思ってたのよ……この日に生まれた事に意味があるのかしら……何言っているのかしら私……みきちゃんと、煌輝ちゃんのママになれて本当に幸せなのに……」