第113章 少し先の夢見る未来③(雅紀&夏輝)
2020.10.24
雅紀「夏輝さん、誕生日おめでとう!」
夏輝「ありがとう。雅紀くん」
少し前から、同棲を始めた俺と夏輝さん
一見すると、クールな感じの夏輝さんだけど
『花嫁修業したいから』
と、 仕事をパートに切り替えて、週三日働きに出て、後は家事に勤しんでいるんだけど
テキパキと家事をこなすし、細やかな心配りも出来て本当に女の子らしい女の子なんだなぁ
って
俺は、ますます夏輝さんが
大好き
になって行くんだ
雅紀「ねぇ、夏輝さん。今は残念だけど……結婚式は将来の楽しみにって事でさ。 籍を入れる時期をどうしようね?」
美味しそうに、幸せそうな表情で、俺の母俺の手作りしたケーキを頬張りながら
夏輝「クリスマス.イブ……12.24。雅紀くんの誕生日に籍を入れたいわ」
そう答えた夏輝さん
花嫁修業の必要ない位に、 家事能力の高い夏輝さん
『相葉家の、家庭の味とか、しきたりとかを教えて下さい』
ってさ。俺の両親との関係を良好に保つための努力とか、今の、俺に対する気遣いとか
俺は、本当に夏輝さんを選んで良かった
って心から思ったんだ
──
そして……
2021.10.24
俺と夏輝さんのところに
相葉 みき(あいば.みき)
相葉 煌輝(あいば.こうき)
双子の可愛い
姉弟が来てくれたんだ
俺は、子供の頃から、いろんな悲しい事や、理不尽な事に 一生懸命耐えて、頑張って来た愛しい夏輝さんを
この愛らしい小さな、みきと煌輝を
命を掛けて守ると誓ったんだ