第112章 少し先の夢見る未来②(潤&翔歌)
将来を考えて、建の住宅を新築する事に決めて
潤「お陰様で生活に困らないくらいの預金はあるからな」
智.和也.雅紀「さすが!潤さんカッけぇ!」
潤「イヤ、今まで意地でも仕事を成功させてみせる!って感じで貯めた良いけど中々使う場所がなくてな。将来の家族の幸せの為に、使う為に頑張って来たんだな。って思ったら、今までの事は決して無駄じゃなかったんだって……」
翔.るな「パパ……」
俺はバカか……
潤「翔、るな。 ゴメン言い方が悪かった。あの……」
翔.るな「パパ!大丈夫! 分かってるよ。パパが会社の為に、松本家の為に頑張った事。逢うたびに、こんなに沢山の物買ってくれて大丈夫なのかな?って子供心に心配になるくらいに良くしてくれた事分かってるから!」
月乃「仁さんが亡くなってからは、それまで以上にるなと、翔ちゃんの"父親"として、私にも沢山の愛をくれたわ。潤ありがとう。それに……赤ちゃんの事は両親にこれ以上ない親孝行をしたわ……」
姉貴……
両親は22年前の事を深く悔いていて『松本家の跡継ぎ』云々の事を望まないと言ってはいたけど……
子供が授かった……と報告した時の表情は嬉しそうで
心の中に秘めていた願いを叶えてあげられた事
俺も、昔のわだかまりが全て洗い流された様に感じて、素直に良かった……って思ったんだ
潤「翔、るな、姉貴ありがとう。けど。カッコ付けたけど、預金も必要だしさ。五年ローンは組んでるから……」
和也「五年ローンなんて……中々さ。やっぱり潤さんはカッコ良いですよ」
雅紀「俺も、潤さんを見習って将来を見据えて計画的に貯めよう」
智「本当に潤さんは、一本義で、俺、尊敬してます」
夏輝「翔歌さんが、明るく暖かな家庭を整えているから潤さんが頑張れるんだと思うわ」
潤「本当に夏輝さんの言う通り、翔歌が家庭を整えてくれるから俺は頑張れるんだ。智くん、和也くん、雅紀くんも、それぞれの良さがあって。それぞれの方法で男として愛する女性の為に頑張れば良いんだから」
智.和也.雅紀「はい!」
翔.るな「弟かしら?妹?楽しみね!」
翔歌「私も、ワクワクが長く様に性別は聞かないつもりなの」
愛する妻と娘達の、なんとも言えないホンワカさに俺は涙が出そうな程、幸せだったんだ