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Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第111章 少し先の夢見る未来①(潤&翔歌)


 潤のマンション

 9月10日に無事入籍を済ませた俺達

 それから2ヶ月……

 潤『翔歌大丈夫なのか? 俺、やっぱり今からそっちに……』

 翔歌「ダメよ潤くん。しっかり会社の事をしなくては。それに……潤くん、私、今、丁度医者から戻って来てマンションでのんびりしているから大丈夫よ。仕事終わって帰って来たら……お話するから。お仕事頑張って!」

 バリバリのキャリアーウーマンの翔歌
 家事能力はどうなんだろう? 
 なんて。失礼な事を 思ってた俺を

 ぶん殴ってやりたいぐらいな。翔歌

 そんな翔歌が

『ちょっと体調が優れないから……仕事休むね』

 なんて言い出して

『医者に見てもらった方が……良いんじゃないか?』

 なんて、心配するぐらいに顔色が優れなくて

 何科に診てもらえばいいんだろう? パニックになった俺に、努めて冷静な翔歌は

『大丈夫よ』

 なんて……『そっちに行く』 言い掛けた割には、実のところ、何科で見てもらったのか、はっきり分かってない俺

 マンションに戻ると

 確かに顔色も良く。 少しすっきりした表情してる

 翔歌「来年の秋頃かしらね。潤くん」

 潤「は? 秋? 何が?」

 はっきり言って、翔歌の言ってる事が分からなかった俺……

 翔「潤くん…… 赤ちゃん授かりました」

 あか……ちゃん……

 心の中で呟いてみる

 静かに涙している翔歌

 愛しくて……
 そっと、翔歌の華奢な身体を引き寄せて抱きしめると

 潤「ありがとう翔歌……」

 俺も涙が溢れて止まらなかったんだ

 ──

 櫻井家リビング先&和也&雅紀リモートにて

 翔「パパ……ママ……おめでとう……とても嬉しい!」

 るな「パパ、翔歌さん! おめでとう! 私、凄い幸せ!」


 二人の大切な娘からの言葉、俺はすげぇ嬉しかった









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