第110章 それぞれの未来⑥(智&翔)
和也「 ごめんなさい大野さん。俺、邪魔しようとかそういうんじゃなくて。さっき 、色々と言い忘れた事があって……ウチの両親に、るなちゃんを紹介したら『和也みたいな変わった子のトコにこんな良い子供が……』って相葉先生と、大野さんと同じ事言われましたよ。もう一つ……二人以上子供に恵まれたとして。親の考えをえ押し付けるのではなくて。選択肢の一つとして、子供を一人、櫻井家の養子として……って考えもあるな……とか……」
カズくん……泣いちゃいそうだよ……
智「大丈夫だよ。二宮くん。普通さ、結婚して同居しないで、独立した家庭を持ってもさ。苗字が大野なら『後を継いだ』って事になると思うんだけど。 ウチの親みたいに、結婚して独立したら全く別の家庭だ。って考えで。 特に、もし子供に恵まれなかったら、そういう事だ。って言うだろう親でさ。二人以上子供に恵まれたら、両親のトコに養子に出して。一人はウチを継がせて……って形にしたら……とかさ。オイラも考えてたから」
翔「智さん……」
それまで、ずっと黙って話を聞いていた翔ちゃんが呟いたの
その瞳には涙が浮かんでいる
翔「智さん、ありがとうございます。 こんなにも深く私との事考えて下さって……」
るな「良かったね……翔ちゃん」
翔「るなちゃんも良かったね。凄いね。カズくん」
るな「本当にね。大野さんも凄いね」
潤「和也くん。智くんは大人だな……本当に二人の為にありがとう」
翔歌「智くん、翔ちゃんの事を考えてくれてありがとう……」
智「いえ……翔歌さん」
潤「智くん。翔を幸せにしてやってくれ」
智「はい。潤さん。宜しくお願いします」
るな.和也.雅紀.夏輝.潤.翔歌「翔ちゃん(翔)、(智くん)、(大野さん)、(大ちゃん)おめでとう!」
智.翔「ありがとうございます!」
月乃「翔ちゃん幸せに……」
翔「……ママ……ありがとう」
翔ちゃん良かったね
大野さんありがとうございました
幸せになってね……