第103章 生涯を共に歩んで下さいませんか?結婚して下さい(潤&翔歌)
潤「姉貴、気を効かせて買い物に行ってくれたんだな……」
翔歌「松本くん?」
潤「翔歌……苗字じゃなくて名前で呼んでくれないかな?」
翔歌「……良いの?」
潤「良いも何も、 俺がそうしてくれって頼んでんだから……」
翔歌が小さくため息を付いて……
翔歌「この前の話し、少し考えさせて下さい。って答えた。……とても嬉しくて。大号泣したの」
潤「それは……俺と一緒に時を過ごしてくれる……って事?」
翔歌の瞳には光るモノが……
潤「もう、誰の言う事も聞かない。会社も業績を伸ばした。これからは。俺の為の人生を生きたい……その中には、翔歌がいて欲しい……一緒に笑って。悩んだら二人で解決して。翔歌……俺と生涯を共に歩んで下さいませんか?」
翔歌「私の中では淡い青春の想い出だ。って心の整理を付けたはずだったのに……一方で翔ちゃんには一目もう一度逢いたい想いが溢れて……潤くんに再会した瞬間想い出にはなっていなくて……潤くん……私と生涯を共に歩む。あの日の約束はまだ有効ですか?」
潤「翔歌。心配いらない。二人なら乗り越えられるよ。俺と、翔歌と、生まれて来る子供と幸せな家庭を造り上げて行こう? うん。有効だよ?」
あの日の約束……果たせなかった約束……
翔歌「潤くん。心配いらないわよね。今なら、二人で乗り越えられるよね。私と、潤くん……幸せな家庭を造り上げて行きましょう。翔ちゃんは幸せを掴んだから心配いらないわよね?」
潤「あぁ心配いらない。二人で幸せになろうな。翔歌愛してる。俺と結婚して下さいませんか?」
翔歌「はい。二人で幸せになりましょう。潤くん愛しています。私と結婚して下さい。宜しくお願い致します」
二人して
悲しくなんか無いのに……
幸せなのに……
涙が溢れてしかたなかったんだ……
チュッ
誓いのキスは涙の味がした……