第96章 凄い大切な深い告白(翔)
翔「って、パパが話してくれて……おじいちゃん、おばあちゃんに……『ママを 認めて下さって。 許して下さって。 ありがとうございました』って伝えたの」
智「そうか……」
なんか……凄い重い話になったな……
深い告白だな
翔「その話を聞いた、櫻井家のおじいちゃんおばあちゃんもウチにいらっしゃって。ママとパパが私を養女にする。って話に大反対した事を後悔してたんですって。 櫻井家のおじいちゃんと、おばあちゃんにとっては、私は血は繋がってないでしょ? けど『本当の孫のように可愛くて仕方ない翔ちゃんにそんな酷い事を言ってご免なさいね』って…… ママにも酷い言葉を投げ掛けたそうなんだけど……ママとパパに『 この先、本当の孫として可愛がってくれたら。翔を受け入れて愛してくれたらそれで良い』って言われた時に救われたって」
智「翔ちゃん……凄い大切な告白をしてくれてありがとう…… さっき、翔ちゃんは、傷つくのが怖くて、傷付きたくなくて…… 『人に何も言えない』って事を言い訳にして……『人に何も言わない事』事で人を傷付ける事もあるのにって言ったけど、沢山傷付いて苦しい思いしたんだもん。これからはオイラが傍に居て『何でも話したい』『何でも話したくなる』って思う様な幸せをキミにプレゼントするからね」
翔「へ? どういう意味? 智さん」
この流れでマジで気が付いてないとか……
俺、 将来の事について
結構な事
キミに伝えたよね?