第96章 凄い大切な深い告白(翔)
智「違うよ。翔ちゃん。 こんな風にさ、これからは…… これからも想いの丈を打ち明け合って。相手が苦しみ。悲しみの中にいる時は、少しでも軽くなる様に半分コにしてさ、助けて支えて。嬉しい事。楽しい事があった時は共有して二に倍してさ。頑張って行こうよ! って事!」
翔「ええ。 苦しみ悲しみ半分コ。嬉しい楽しいは二倍にしましょうね」
うーん……手強い鈍感ちゃんですね
ていうか……翔ちゃんが凄い緊張感漂わせてんの
翔「あのね……智さんが何でも話してもいいよ。って言ってくれたから……色んな事が起こり過ぎて自分だけでは心の整理が付かなくて……松本家のおじいちゃんとおばあちゃんから、 私が生まれた時の事を謝罪したいってお手紙が届いたの……」
翔ちゃんにそんな事が起きてたんだ……
翔 「3日前にウチにいらっしゃって……』
──
-回想-
潤『子供が出来ました。結婚を許して下さい』
翔歌『よろしくお願いします』
『潤……お前は……松本家の長男なんだぞ? 私が決めた女性と結婚させるからな』
『潤……貴方まだ19歳なのよ……20歳で父親って……』
翔「会社の発展の為に……」
『潤に相応しい人は他にいる!』
潤『相応しいって何だよ? 会社を今まで以上に発展させる事、翔歌には無理だって言うのかよ?』
『翔歌ちゃん…… 貴女がとても良い子なのは分かっているわ。潤を想って下さるなら…… 身を引いてちょうだい』
──
翔「会社の利益を優先して、愛し合う二人を別れさせた事を『後悔している』と『翔ちゃんから母親を 奪ってご免なさい』って……謝られて」
智「うん……」
──
翔『おじいちゃん、おばあちゃん。 私は伯母さんと、伯父さんに引き取られて愛されて育ちました。それに、おじいちゃん、おばあちゃんは孫の私を慈しみ可愛いがってくれたじゃないですか。それに私は、実の母親と再会が叶いました……それに……パパから聞きました』
潤『翔。親父と母さんに、翔歌と再会した事。翔と翔歌も再会した事を伝えた時に、翔と翔歌に謝りたいと…… 別れさせた後に『何度も、結婚を進めても断わり続けた頑固者が……翔歌さんが、我々のした事を許して下さるなら ……潤が今でも、翔歌さんとの付き合いを望むなら……潤と翔歌さんの事を許す』って言って貰えたよ』