第83章 私悔しい!と、すげぇ破壊力…智&翔
翔「…… あの人が許せないのはもちろんだけど……施設の他の職員達。施設の対応。そして、会社の態度も許せないの」
智「全く同じだね。翔ちゃんを命を落とし掛けるまで追い込んだんで…… るなちゃんを病気になるまで追い込んだんだ……本当に腹が立って仕方ないよ…… それ相応の罰を受けてもらわないとだよね…… 司法の場で裁いてもらってさ、施設と会社がどう変わるかは見届けるまで終わらないけど……もうね。そこに捕らわれてたくないの。 新しいトコに進みたいんだ……」
翔 「私も……新しいトコに進みたいの。進む為に言うね……私毎日苦しかったわ……何でそこまでされなきゃいけないの? って。疲れが溜まったり、不安に襲われた時に、頭が痛くなるようになっちゃったの……悔しいよ……英士さん……私悔しいの! でも、正義が不正義に勝ったんだもん! これでやっと次のトコ進める! 進むんだから!」
智「 翔ちゃん。勇気をだして 頑張ったね。 自分の想いが言えて偉かったね」
翔「勇気を出して頑張れたのは、智さんのおかげです。 私をいつも励ましてくれて。見守ってくれて。智さんがいたから……私は勇気出して頑張れたんです」
智(……)
すげぇ破壊力だね……
そう来るかね
もっと、自分の想いを
遠慮なくベラベラ話しなよ
って思ったけど……
強烈過ぎでしょ
けど
時々強烈なモノ落として来て
オイラを驚かせてくれる
翔ちゃんが好きなんだから
智「翔ちゃんは、時々、色んな事や柵から解放されたいとか考えてるオイラに、翔ちゃんには捕らわれていても構わない。って思わせてくれる唯一の人で。 そんなオイラを好きだって言ってくれる稀有な人で。気持ちをざわつかせる事が出来る唯一の人、なんだからね?」
お返しにそう返して上げました
ポッ
漫画みたいに
分かり易いリアクションで
頬っぺたを真っ赤にした
翔ちゃん
可愛いなぁ
まだ、問題が何一つ解決したわけじゃないけど
さっきまでの憂鬱が
翔ちゃんのおかげで晴れたなぁ
なんて思ったんだ