第82章 私悔しい!と、すげぇ破壊力…和也&るな
和也side
PM16:30
早番の仕事を終えて帰宅して。シャワーして自分の部屋に 入ると
-コツン-
-ガラ-
るな「カズくんお帰りなさい!」
カラーボールを、俺の部屋の窓にブツケて来たるなちゃんで
俺がるなちゃんと話ししたい時の呼び出す手段を、るなちゃんの方から初めて返してくれた訳で……
それがすげぇ嬉しくて
なのにマスクで、顔が半分以上隠れてんの。このご時世だから仕方ないんだけどさ……
もうなんでだよ!
って思っちゃう俺がいて
和也「どうした? るなちゃん大丈夫なの?」
るな「あのね ……相葉先生に言われたの。自分の想いをもっと出しなさいって」
相葉先生ね。確かに
『るなちゃんをお願いします』
って頼んだの俺だけどさ……
ちょっと、嫌だな……
って、ムってしちゃう俺自身の小さに
俺ってバカだな
って思っていると
るな「逮捕って聞いて怖くなったの……そこまでの事を望んでいたかな? とか……でもお年寄り達に対して行なって来た行為は到底許される事じゃなかったんだから……仕方ないよねっ……て思ったり ……翔ちゃんも同じなの……ここまでの事態になる前に。なんで訴えて来た事分かってもらえなかったんだろう……態度を改めてくれていたらここまでの事態にならなかったのにね……カズくん……色んな訳の分からない感情が渦巻いてた」
和也「 俺も……ヤッタ! ……って思ったの一瞬だけだ った。こんな重い事受け止めるには、余りにも事が重大すぎて……」
るな「うん…… でも、考えてたの。やっぱりお年寄り達を苦しめたのは許せない! ふうちゃんを ……もう少しで失う事になってたかもしれないのっ! 許せない! 一生懸命 頑張っているカズくんの想いを受け止めようとしないでっ! 許せない! パパの想いを全然理解しようとしないでっ! 許せない! って」