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Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第81章  相葉先生のお説教. お悩み相談室


 雅紀「今の想いを、松本さん、大ちゃん、ニノくんにも話してみ」

 翔.るな『でも……だって……』

 雅紀「何も話してくれない方が、心配するに決まってるでしょ?」

 翔.るな『相葉先生 ……』

 雅紀「それじゃあ、翔ちゃんと、るなちゃんが反対の立場で。パパと、大ちゃんと、ニノくんが大丈夫そうに見えないのに『 大丈夫』って言っていたらどう思う? 何も言ってくれないのって 」

 翔.るな『心配で仕方ないと思います』

 雅紀「そうでしょ? 二人は優しい女の子だからね。 相手の事を考え過ぎて、想い過ぎて 我慢しちゃうんだよね? でもね、話してくれた方が『嬉しい』って言ってたよ。特にパパがね。翔ちゃんは大ちゃんに。るなちゃんはニノくんに。少しずつ自分の事話せるようになったじゃない。パパが『なんで俺には話してくれないんだって』寂しそうに呟やいてたよ?」

 あぁ……女の子泣かせちゃった……
 ──
 お悩み相談室
 の後

 夏輝「相葉くん、お疲れ様」

 雅紀「 夏輝さん。二人の気持ちは分かりますよね。 『ママに逢いたい』って言ったら、育ててくれたママがどう思うだろう? 『パパが好き』って言ったら、 実のパパがどう思うだろう? とか……」

 夏輝「 そうね…… 親の立場からは、そんな想いも全て受け止めるよ。って思う事も。娘の立場からすると…… 悩むし苦しい事よね……」

 雅紀「少しずつ追々と自分の想いを話せる様になれればね……まぁそれは、お姫様達の王子様達が頑張るだろうし…… 俺も頑張らないとだよね……自分の想っているお姫様の想いとか悩みを聞いてあげる事の方が……優先じゃんね? 夏輝さん」

 夏輝「…… それって、相葉くんが私の想いを聞いてくれるって事?」

 雅紀「……それって、俺に夏輝さんの想いを話してくれるって事?」

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