第78章 リモート男子会①
翌月曜日 PM19:00
リモート男子会
智「やっぱり松本さん、泣いちゃったねぇ」
昨日の翔ちゃんとるなちゃんの名言は、お伝えしないとだよねぇ
和也「俺達がいるから踏みとどまってますけどね」
潤さんは、涙もろいですからねぇ
雅紀「確かに。俺達がいなかったら大号泣出来ただろうね」
全く、お人好しのお姫様達は泣かせてくれるよね
潤「うるさいよ。聞こえてるの分かってて」
皆で仕事終わりのタイミングに集まって、それぞれがお酒だのつまみを用意して、情報共有も兼ねてリモート男子会を開いたんだけど
潤「それにしても……ホント参っちゃうね。翔とるなには」
今まで、いろんな事を思っただろうに……お互いをお互いに想いやって
秘めた想いを明かさないで……
潤「周りの人の事情とかを考えて、自分の我を通す事をしないで。皆、俺達周りの大人の責任なのに……」
その想いをアッサリと大野くんや、和也くんに打ち明けるとか……
潤「大野くんや、和也くんには……話して、なんで俺には話してくれないんだよ……」
つい、恨み事をこぼしてた
智.和也.雅紀「 大切な人だからですよ。大切な人にはかえって大事な事とか話せなくなるもんじゃないですか」
潤「 ハハ、3人揃って同じ事…… けどそうなのかな? そうだよな。これからは、俺から話し易い雰囲気を作ってやって、何でも話してくれるようにすればいいんだもんな……」
雅紀「そういう事です」
和也「 話は変わるけど、施設での事が動いたのって……監視カメラなんですよね。俺全然その存在に頭がいかなくて……」