第68章 ようやく…動き出した
-コンコン-
その時ドアがノックされて
顔出したのは相葉ちゃんで
雅紀「外の情報をお届けします。ようやく警察が重い腰を上げてくれた様子。施設の事務長さんが『 警察が来たので』ってわざわざ報告に来てくれましたよ『どうぞ。勝手にお引き取り下さい』っていう意味だと思うけどさ。パニクっているのかそうは言われなかったけどね」
翔.るな「警察……」
可哀想に……ちょっと話の展開が見えなくて
プチパニックになっちゃってる感じだ
翔ちゃんとるなちゃん……
和也「るなちゃんと、翔ちゃんの気持ちも尊重してあげたいけどね。入居者の皆さんがもう我慢の限界に達したみたいでさ」
潤「心配はいらないから。翔、るな」
智「翔ちゃんとるなちゃんは、いつの日か改善される日が来る。って信じてたんだよね? けど、今の今までなんの策も講じないで、改善しようともしなかったんだ。許せる範囲を超えたんだよ…… 分かってくれる?」
必死に嗚咽を堪えながら
うん
と頷いた二人
切なくて
やるせなくて
-コンコン-
再びノックの音して
-ガチャ-
夏輝「翔ちゃん、るなちゃん。吉井さんと小野川さんが二人が来ていると聞いて『逢いたい』と おっしゃってるそうよ」
翔.るな「逢いたい……私も逢いたいよっ」
瞬間、大号泣しちゃった翔ちゃんとるなちゃん
オイラも、二宮くんも、相葉ちゃん、松本さん、夏輝さんも泣いてた
きっと翔歌さんも……
心の底から今回こそは絶対に…… 物事が良い方向に進みますよ様に
って
強く願ったんだ