第67章 遂に…対峙の時⑧
第一応接室
潤side
潤「施設長、社長…… 娘達の想いは想いとして尊重してあげたいですけど……こちらの日記を書かれた小野川さんに、吉井さん。他のお年寄り達の想いがかなり強いんですよ。話を聞かせて頂いていると……」
和也くんと、大野くんに教えられた日記の存在
俺も小野川さんと、吉井さんに
話を聞かせて頂いたんだ
美弥子『翔ちゃんのお父様…… 私もあの日入浴 してたんです。すみませんでした。今の今まで何も声を上げなくて……るなちゃんが倒れた日も、悔しかった……悲ししかった……施設の職員と戦います。もう泣き寝入りはしないと決めました。警察に届け様と思います。私も証言しますし、お父様にも見聞きした事をお伝えします』
吉井『か、んし、カメ、ラ、に……しょ、うこ』
今日の話し合い遺憾では
考える余地はあるかなって思ってたけど
何の反省の色も
危機感も無いのに失望してた
施設長.社長『申し訳ございませんでした。きちんと調べて対処いたします』
潤「先ほど『娘達の要望としてお伝えしたまでです。この先どの様に改善されるのか見させて頂きます。その上でその先の事は判断させて頂きます』そう伝えましたけど……すみません。実は。警察へ証拠の日記等の資料や、監視カメラの提出を既に提出させて頂きましたので」
様子を見てこの先の事を判
断させて貰おうと思ったんだ
でも、この様子では絶対に
何の証拠も出てこないし
真実を知る事も
無理だとしか思えなくなって来て
入居者の方の想いを伝えても
どこか他人事の様に
聞いている態度が許せなくて
決意したんだ……
こちらさんには資料と監視カメラの提出を希望します
って言ったんだけどね……
翔
るな
相談もなしに悪かったけど……
警察に証拠を提出させて貰ったから……