• テキストサイズ

Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第62章 遂に…対峙の時③


 倫「翔は溺れたんだぞ! 一時期は、記憶障害を負ったんだ! るなは十二指腸潰瘍を患って! 来栖さんも……尊い命が失われたかもしれないんだ! あんた達にも家族が……子供がいるんだろ!? もし子供が同じ様な目に合っても 平気で日々を穏やかに過ごす事出来んのか!? 『そのような事実はありませんよ』『 原因はあなた達じゃないですか?』 嘘を付かれ隠蔽されようとしても 『はい分かりました』 そう納得して 諦められるのか!? 我が子の為に真実を知りたいと…… 相手の立場になって物を考えれば分かるはずだろ!?」

 感情的になるまいと……ダメだった……
 悔しくて涙が滲んだ

 可哀想に……ずっと泣いていた翔とるな

 翔歌はこの部屋から
 一旦出した方が良いと判断してくれたのだろう

 迎えに来た鮎川先生と共に
 部屋を後にして……

 潤「施設長……施設の入居者を一番に考えて、介護内容のあり方を改善する事が大切だ。とは考えなかったんですか? これ迄提示して来た証拠を認めずに、隠蔽する事に躍起になって……社長……職員を守る事より、施設側との関係を優先して……証拠を揃えて戦うよりも……職員は犠牲になっても構わないという事ですか? 会社を利益を守る事に躍起になって……命より大切な事は無いんだ! ふざけるな!」

 











/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp