第62章 遂に…対峙の時③
潤side
潤「社長さん」
社長「はい……」
潤「貴方方は会社と介護施設側との関係を優先にして……娘達の話を聞かず、自室関係を調べる事無く、守る事もせずに、施設側と揉め事を起こさない様にと釘を差したんですよね?」
社長「……申し訳ありませんでした」
潤「……今別室で頑張っている和也くんの想いも伝えせて貰います」
視界の隅で泣いている翔とるな……
何も分かってないんだ……この人達は……
翔歌side
努めて穏やかに話をしようとしているけど
松本くんの激しい怒りを感じる
翔歌「翔ちゃん、るなちゃん。今まで必死に耐えてきた憤り……頑張ってぶちまけて偉かったわね」
私だけは冷静に……
潤『俺は冷静さを欠いたりして、翔とるなに優しい言葉を掛けてやる余裕も無いかもしれない……翔歌が側に付いてあげて欲しい』
話し合いの日に私にも来て欲しいと……
助けを求めてくれた事が嬉しくて……
冷静でいなきゃと思うけど……
腹立たしくて仕方なくて
この人達はここ迄の事態になっても
分かって無いのね……
潤「翔が入浴介助中に溺れた時。るなが倒れた時。明らかに貴方方施設側が悪いのに認めようとしなかったのが悔しくて。和也くんは、言い逃れ出来ない確固たる証拠を掴む為に逐一 言動を録音して残す事にして。私はTwitterで発信して。翔と、るなは必死に日記に残して……それは皆さんも確認すみですよね?」
社長.施設長「はい……」
潤「半年前は警察が動かない事を良い事に『事実無根な事で、おかしな主張は止めて頂きたい』我々の訴えには耳を貸そうとしないで……『娘さんは、自分の身を守る為に我々の方に罪を被せ様とした』そう、我々が作り話をでっち上げたと言い放って」
事実をねじ曲げて罪を被せ様としたのは
どっちだよ!