• テキストサイズ

Ruby キミの涙【Satoshi.O】

第61章  遂に…対峙の時②


 智『翔ちゃんは、ヴィント、ルーナ、ベルクの様に頑張ったんだもんね』

 翔「あの日……曖昧なんです……入浴介助の時、お年寄りの洗髪や、身体の洗い方の介助を市の職員が二人。介護サービスの職員が一人。着替えの介助に市の職員が二人。介護サービスの職員が二人。そして湯船に浸かっているお年寄りの見守りをする市の職員が一人……居たんですよね?」

 何回もカズくんが話してくれて、るなちゃんが日記にまとめていてくれた……

 翔「市の職員は私語をしていましたよね? ……洗い方をしながらですよ? 見守りの職員は時にお年寄りから目を離して……るなちゃんは洗い方をしながら怖かったって……二宮さんは脱衣場で着せ方をしながら、市の職員が余り動かないから奮闘してた。私は着せ方をしながら『湯船から上がる』と合図があるとお年寄りを向かえに浴室に行く係を……嫌な予感がしてました……案の定来栖さんがバランスを崩して湯船に沈んでしまわれた……違いますか?」

 智『翔ちゃんは『危ない!』って叫んで助けたんだよ』

 翔『るなちゃんが日記に残していてくれたんです。詳しくは読んで下さい。 私語ばかりして、お年寄りを見ていないアナタ達市の職員……バランスを崩された来栖さん……怖かったでしょうね……」


 るな「来栖さんはふうちゃんが助けて身体を支えたんです。怖くてバタバタとされてた来栖さんを……ふうちゃんは支え切れずに……着せ方をしていて動けずにいた二宮さんが手の空いたタイミングで浴室へ行きましたよね? ……『オイ! 何やってんだよ! ふざけんな! 』って叫んで……ふうちゃんと来栖さんを助けたのは二宮さんです……この日の事は記録に記しました。アナタ方は間違いなく覚えているはず……違いますか?」


 智『翔ちゃん頑張ったね』

 翔「それでも《その様な事は無かった》と、貴方方はまだおっしゃるのですか?」

 智さん……

 潤「翔、るな。やっと自分の想いを言えたな……すいませんけどね。次は私から」
















































/ 224ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp