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꙳✩進撃の巨人✩꙳【裏短編】R18

第1章 ⚫おい、起きてるんだろ?【リヴァイ】






「ナナ!兵長また告白されてるよ!」




同期のペトラに腕を引っ張られ、指されている方向に目を向ける。



そこには、調査兵団の一員と思われる女性が
顔を真っ赤にしながら兵長に告白していた。




「…ッほんと、だ……。」





その光景を見ただけで胸が押し潰されそうになり、上手く声が出せない。




「…もうっ!早くしないと誰かに取られちゃうよ?」




「…さすがにあんなの毎日見せられたら告い出せる訳ないよ……。」



ただでさえ話す機会も無いのに…
あんな可愛い人と対等に勝負して、勝てる訳が無い。





「あ、やば。 兵長戻って来た。」




「えっ?!ちょっと!」




ペトラがサッと言い残し、持ち場に戻る。


置いていかれた私は
急な展開で身動きが出来ないまま、その場に残されてしまった。



「ぺとらぁ〜……。」





「おい、そこで何してんだ。」



「ッ……!」



いつの間にか目の前まで来ていた兵長に声を掛けられる。


告白されている所を盗み見してました、なんて言える訳が無い。




「へ、兵長っ!すみません!訓練に戻りますね!!」




そう言いペトラの方へ急ごうとしたその時




「見たのか。」



腕を引っ張られ、振り向かされる。



潔癖の兵長に触られたと思っただけで
嬉しさと申し訳なさで心臓が爆発しそうだ。





「い、いえ、見てません。」




完全にバレていそうだが、一応しらを切ってみる。





「……まぁいい。お前、今夜何か予定はあるか?」




腕が解放され、少し寂しくなる。
見ました、って言った方が良かったのかな、なんて思ったりして。




「夜ですか?いえ、無いですけど……どうかしたんですか?」



あまり聞き慣れていない言葉に、自分が何かしでかしたんじゃないかと不安になる。




「後で俺の執務室に来い。」








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