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シリーズもの【気象系BL】

第17章 学生カップル SN編 ☆★





次の日の放課後、二宮は
いつも通り生徒会室に来た。

そしていつも通り作業をして。
そんな姿を俺はいつも通り見ていた。

でも違ったことが1つ。

「会長。」
「ん?」
「すみません、今日用事があるので先に帰ってもいいですか?」
「ああ…だったら俺ももう帰ろうかな」
「でも…一応下校時間までは誰かいたほうが…」

この最後の一言が、
俺には、俺と一緒に帰りたくないと
言っているようにしか聞こえなかった。


「お前…いい加減にしろよ?」
「っ!!やっ…!!」
「そんなに俺と別れたいかよっ!!」
「やめて下さいっ…!」
「なにがやめて下さいだ。普通に喋れよ、恋人だろ?!」

俺は頭に血が上ってしまって
二宮を壁に押し付けて迫った。
二宮は必死で抵抗している。
そんな姿を見て俺は更に苛立った。

「っふ!…んんッ…!!」

キスをするのは久しぶりだ。
もちろん、セックスなんて
もっと久しくヤっていない。

俺は二宮のブレザーを脱がし、
両手首を片手で押さえ付けながら
シャツのボタンを外しベルトも緩めた。

「会長っ…ここどこだと思ってるんですかっ!!」
「生徒会室だろ、しかも鍵はあいてる」
「っ!会長っやめてくださっぁあ!!」
「んー相変わらず良い声だ。」
「いやぁっ…!」

ベルトで両手首を背中で束縛し、
体を撫でながら胸に吸い付いた。
二宮はまだイヤイヤと首を振っている。


「っんぁあ!!」
「あれ、良いのかな。そんな声出して、聞こえちゃうよ、副会長の二宮くん。」
「や…はぁっ…も、やめてっ…!!」
「…なに、やめて?先輩にタメ口聞くんだ、二宮くんは」
「…きゃぁあ!!っぃや!いやぁ!!」
「……マジで声抑えなきゃ人来るぞ」
「っ!!……、…」
「うん、良い子。…選べよ。ここでヤるか、今から一緒に帰って家でヤるか」
「………帰、りますっ…」
「ん、じゃあ早く服着ろ」

まだ柔らかい二宮自身を直接
握りつぶすようにぎゅっと握った。
すると悲鳴のように喘ぎ出す二宮。
そんな二宮を見て、まだ
理性を保てたのはこいつがまだ
副会長の顔だったから。

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