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シリーズもの【気象系BL】

第2章 お泊まり MN編 ★



「あー…」
「何、…はい、水」
「ありがと…」
「ほんと弱いのな…、」
「…っはー…」
「……」
「…じゅんー…?」
「……」

ソファーに足を抱え上げて
ちょこんと座って水を飲む和を見てたら
無意識に頭を撫でていた。

自分の行動にハッとしたけど
気付かないフリをしてゆっくり抱き寄せてみると
和は抵抗するどころか甘えてきた。
見えなかったけど、きっと和は笑ってたと思う。

お酒が入っているとはいえ
嬉しくて仕方がなかった。

「かず…、」
「…ん、…」

可愛くて…我慢できなくてキスをした。
この時点で、さっきから必死で
保っていた理性は崩壊した。

「んっあ、…じゅ…」
「かず…」
「、んぅ…や…ぁんっ」

和をベッドに運び、
元から少しはだけていた服を全て脱がせた。

和は酔って力が入らないのか、
少しも抵抗してこなかった。
触ると可愛い反応を示してくれ、
たまに名前も呼んでくれた。

「…かず、…初めて?」
「…ん、……」
「痛く、しないから…」
「…、ひっ…んぁっ」

充分に慣らしてから、俺はゆっくり
自身を和の中に挿れていった。
和は顔を多少歪めたりしたけど
ちゃんと感じて喘いでくれた。

「はっ…ぅああ!、…」
「か、ずっ…!!」
「っんあ!あ、ぁ…も、いっ…ぁあ!!」
「っく、…あ…」

反応が大きかったところを突くと
和は大きな声を上げながらイった。
その直後、すぐに抜き、俺もイった。


和が出したものを片付けていると
気持ち良さそうな寝息が聞こえてきた。

起こさないように優しく抱えて
一緒にシャワーを浴びた。



――――――

「……、…」
「かず…、」
「……じゅ、ん…?」
「うん、」
「…なんで…俺、…」
「…ぁあ、飲み屋で会って…」
「あ…そう、だ…」
「覚えて、んの…?」
「……いや…」
「…ベッド一つしかなくてさ。ごめんな?」
「んーん、ありがと…俺、何かした…?」
「…いや、大丈夫、」

和を抱き締めて眠って…
朝、起きたら和がキョトンとしてた。

なんも覚えてないみたい…

「まだ寝れる…?」
「寝れるよ、まだ8時」
「んーやったぁ…もうちょっと寝よ…」
「…和?」
「なに~…」
「…なんでもない」
「………」

和は普通に俺に抱きついて
また目を閉じた。

そんな和の不適な笑みには
俺は気付かなかった ―――


End
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