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シリーズもの【気象系BL】

第1章 お泊まり AN編





1人用にしては少し大きめの
俺のシングルベッド。

2人仲良く布団に入った。

こんなことが普通に出来るのは
俺とにのの仲だからだよね…?


でも俺は心臓の音が早くなってきて
にのに気付かれないか心配…



「ひ、久しぶりだねー。一緒に寝るの」
「…うん、やっぱ…ちょっと狭いね?」


心臓の音に気付かれないように
平然を装ってにのに話しかけた。

2人ともおっきくなったよね、って
笑いながら話してるにの。
そんなにのの姿に俺はもう
耐えきれなくなった…



「っ!?…相葉、ちゃん…?」
「こうすれば、狭くないよ…?」
「……相葉ちゃん…//」


俺はにのをぎゅっと抱きしめた。
にのの心臓の音が早くなるのが
伝わってきた。と同時に、
きっと俺の心臓の音もにのに
伝わってしまっているはずで…

「……にの…」
「…ん…?……ん、…!…」

にのの頬を撫でて顔を上げさせ、
ゆっくり顔を近づけてキスをした…

にのはぎゅっと目を瞑って
真っ赤な顔で固まっていた。

軽く唇をくっつけて数十秒。
にのは俺のパジャマの裾を
握りしめていた。


唇を離したあと、にのを見ると
真っ赤な顔で目をキョロキョロさせて
俺の目を見ようとはしなかった。

でも、嫌がっては、なかった、よね…?


俺は何も言わずに
にのを優しく抱きしめた。

にのは俺のパジャマを握りしめたまま
素直に俺の胸に顔を埋めてくれた。

数分後、にのは安心したような
表情で小さく寝息をたてはじめた…



―――――――――

「にの、昨日台本がどうとか言ってなかった?」
「あー、移動車の中に置いたままだったの」
「えっ…それ大丈夫なの!?」
「うん、今日のはだいたい覚えてるから。ついてから確認する」
「…やっぱすげぇや、にのは。……はい!到着!!」
「んふふ…ありがとう、相葉ちゃん!」
「撮影、頑張ってね!」
「うん、バイバイ!」


次の日、俺とにのの関係に
全く違いはなかった。

普通に、おはようって起きて
普通に、一緒に朝ご飯食べて
普通に、話をしながら現場まで行って。


俺とにのは、
これで、いいんだよね!!

これが、いいんだよね!?



ね!!?





End....

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