第1章 お泊まり AN編
>>side:Masaki
「にのー」
「んー?なに?相葉ちゃん」
「これから暇?」
「うん、予定はないよ」
「うち来ない?ゲームしよっ」
「……ん、いーよ♪」
今日の仕事は午前中だけ。
無事に終わって、にのに声をかけた。
にのはニコって笑って
相葉ちゃんチ久しぶりだね、って。
仕事中は俺にスゴい突っ込みを
入れてくるにのだけど、楽屋に戻ると
優しくて弟みたいに可愛いの。
そんなにのが、
俺はずっと前から、好き。
「飯、親父に頼んであるから、実家寄って行こ!」
「おぉ~!!やった、春巻き♪」
「春巻きほんと好きだね、ひゃひゃ!」
「ふふっ…久しぶり。嬉しー」
無邪気に喜ぶ姿は仕事現場では
あんまり見せない貴重な姿…
「ただいまー」
「お邪魔しまーす」
「「お帰りー!」」
「ニノくんも久しぶり!!」
「ご無沙汰してます。」
うちの家族はにのと仲良し。
実家にいたころ、よく来てたから。
「はい、オードブルな!」
「おーっ、親父サンキュー!!」
「すげっ!おじさんありがとうございます!!」
「いっぱい食ってよ~!!」
「はい♪」
実家を出て、俺の家に直行。
助手席で親父の料理を
抱えて座っているにのは可愛かった…!