第13章 教えてあげるよ【上司のハンジさん/現パロ・R18】
「よかった?」
ぐったりとするなまえと
ベッドに横たわりながら、
汗で頬にぴったりと張り付いた髪をよけてやる。
「よかったです・・・・・・」
なまえは虚ろな瞳でハンジを見つめる。
落ちるのも時間の問題だろう。
身体を引き寄せるとなまえの口が動いた。
「ハンジさんはどうして私を?」
「ずっとかわいいなって思ってたよ」
ハンジの言葉に
なまえは疑いの目を向けている。
「信じてないな〜?
私は誰にでもこんなことしないよ。」
ハンジの言葉に吹き出すと
なまえはハンジに擦り寄ってくる。
頬を寄せると瞳を閉じた。
「私も、
ハンジさんとの時間はいつも落ち着きます。」
ハンジは瞳を細めるとなまえの
頭を撫でた。
「じゃあ一緒にいようよ。」
「はい・・・・・・」
虚ろな声になまえを見下ろすと
穏やかな寝息が聞こえてくる。
その表情を愛おしそうに見つめると
ハンジもそのまま瞳を閉じた。