第23章 すれ違い
和「どっちに帰るー?」
潤「あ~…うち、でいい?」
和「うん。」
潤「ビールもあるから。」
和「はーい。」
潤「………」
あまりにも普通の二宮に、
松本は逆に戸惑っていた。
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和「ただいまー。」
潤「ただいま。」
和「俺シャワー浴びる。泊まっていーでしょ?」
潤「もちろん。」
和「ん。いってきます」
潤「飯、食うだろ?お腹空いてる?」
和「空いてるー!」
潤「りょーかい。」
普通には、普通で対応するしか
ないのだが、どうしても違和感がある。
松本はとりあえず、キッチンに
立って、二宮の好きなモノを作った。
和「わ。ご馳走じゃん。どしたの?」
潤「いやぁ…和の好きなモノと思って作ってたらこうなった。」
和「ふふっ…」
潤「和…」
和「…………」
潤「…あったけぇ~…」
和「シャワー浴びたからね」
潤「ん~…」
松本はやっとの思いで
二宮を抱きしめた。
二宮はされるがままだ。
潤「かず…ごめん。大好き。」
和「………」
潤「俺、不器用だからさ…仕事が忙しくなったら和のこと疎かにしてたかもしれない…。してるつもりはないんだけどっ…」
和「………」
潤「だから…ごめん。そうなってたら、言ってほしい…甘えて、ほしい…」
和「……わかった。」
潤「…ごめんね?」
和「…うん。」
潤「ちゅっ…」
和「、……ん~…」
潤「ふふっ」
和「甘やかして?いっぱい。」
潤「いいよ?覚悟しろよ♪」