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短編集 MN【気象系BL】

第14章 自慢したい





和「ねー、どう?」
潤「なんでも似合ってしまうからな…ん、カッコいい」
和「ふふっ…大変ですねぇ♪」
潤「後ろに被る?」
和「んー、被る」
潤「んー…」

帽子屋さんでは当然、
二宮は帽子をはずす。
メガネをかけてはいるが
どう見ても二宮だった。
店員は気づいているが
2人は気にすることなく
楽しそうに試着を繰り返した。

潤「ふふっ…カッコいい。これ」
和「んー、いいね」
潤「後ろで被ってもいいよ」
和「あ、ほんとだ。かわいい」
潤「お気に召しましたかー?」
和「ふふっ…はーい。これにする。」
潤「買うよ?」
和「や、いいよ。潤は?買わない?」
潤「んー…」
和「ハット?好きだねー」
潤「んー」



『ありがとうございましたー』


潤「似合う♪」
和「ありがと。潤が選んだって言っていいー?」
潤「えー?プライベート用だろ?」
和「あー…そっか。機会があれば。自慢したいじゃん♪」
潤「ふふっ!ばーか」
和「もうこれいらないなー」

結局二宮だけキャップを購入し店を出た。
早速買ったばかりの帽子に被りかえる。






「かずー!」

和「呼ばれた」
潤「ん?あ。翔さんじゃない?」
和「どこ。あ、ほんとだー」

道を歩いていると
路駐した車の後部座席から
櫻井が顔を出した。

マネ「お疲れさまです」
「「お疲れさま~」」
翔「お疲れ。ふふっ、デート?」
和「そう♪今日2人ともオールオフ」
翔「へぇ、珍しい」
潤「翔さん仕事?」
翔「終わった。後はオフ」
和「この辺用事?」
翔「友達と飯。まだだけどね」
潤「空き時間?」
翔「仕事巻いたんだよね。俺としたことが、空いちゃった」
和「一緒に買い物する?」
翔「いやー、邪魔できねぇわ」
和「ふふっ…3人は目立つしねぇ」
翔「2人、普通ににのと松潤だったよ」
潤「さっきから普通にバレてるよな」
和「うん。まぁ、大丈夫よ」
マネ「気をつけて下さいね…?」
潤「ぅん、大丈夫」
和「帽子買ったの」
翔「おー、かわいいじゃん」
和「でしょ。潤が選んだ♪」
翔「ふふっ…良かったな!…つい手繋いだりすんなよ?」
和「大丈夫だよ、潤くん、超我慢してるから」
潤「俺だけかよ」
和「ふふっ♪」
翔「じゃー、気をつけて楽しんで♪見れてよかったよ、デート中の2人」
潤「なんだそれ」
和「ばいばーい」
翔「ばいばい」


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