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恋に落ちて 〜織田信長〜

第66章 全てはあなたを喜ばせるため 〜信長誕生日sp〜



「ふっ、あまり可愛い事を言うと知らんぞ?」

信長様はニヤリと笑うと、私の胸を掴み、先をキュッと摘んだ。


「っん、.......もっ、もう今からは無理ですよ?」

「遠慮はいらん、快楽のその先へと連れて行ってやる」

ちゅうっと、胸に吸いつくと軽めの痕を付けた。


「ええっ!やっ、ホントムリっ、あっ、まって!」


朝からやる気十分な信長様が私の上に跨った時、


「ふえっ、ふえっ、ふええーーーん、」

隣の部屋から吉法師の泣き声が聞こえて来た。


「あ、」

「ふっ、どうやら時間切れのようだな」

信長様はそう言って笑うと、ちゅっと私の唇を掠め取り、隣の部屋で泣き声をあげる吉法師を迎えに行った。

「っ......もう、朝から心臓に悪いよ......」

信長様に出会ってから三年という月日が経ったのに、いつまでも信長様にドキドキと胸は高鳴り、翻弄されてしまう。


「来年の誕生日もあのエロ襦袢かなぁ」

毎年凄さを増しグレードアップされて行くエロ襦袢(来年は布の面積が少なくなってそうだ)に不安を覚えつつも、私だけだと愛を囁いてくれる信長様に求められればやはり受け入れてしまうのだろう。


息子を大切に抱きながら戻って来た信長様は、静かに私の膝の上に吉法師を置く。これが今の私達の朝の当たり前になった。

「吉法師おはよう」

「ばぁぶーー」

「ふふっ、沢山寝たからご機嫌だね」


三人で過ごす穏やかな朝も、信長様に愛され淫らに喘ぐ夜も、どちらも私には大切で愛おしい時間。


「信長様、愛してます」

「俺も愛してる。アヤ」

合言葉の様に伝え合うと、自然と唇が重なる。


来年の信長様の誕生日には新たな命がこのお腹に宿っているのだけど、この時の私はまだ知るよしもなく.........

「んっ......」

ただ愛おしい人との甘い口づけにいつまでも酔いしれていた。







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